冬場の仕事帰りに満月を見ると石垣島で冬の真夜中に海を徘徊していたのを思い出します
僕が石垣島に住んでいた時、海遊びだけではなく川や山など色々な島の自然遊び方を教えてもらいました
八重山地方にしか生息しない生物の観察や川にテナガエビやモクズガニを捕まえに行ったり、魚突きをしたりと南国ライフを満喫していました
ただ南国の石垣島も暑い時期は長いのですが11月頃からは段々と天気が悪くなってきます
冬場は北風が強く吹き始め雨もよく降るので外遊びが出来なくなってくると途端にやる事が無くなり退屈になります。しかし、そんな冬でも風が弱い大潮の夜には楽しい遊びがあるんですよ
島ならではの自然と調和した遊び方
現代の日本人で満月や新月などを意識して生活している一般人は釣り人ぐらいかと思いますが、石垣島で自分たちの周りにいた人たちは殆どが今月はいつが満月で大潮なのか分かっていました
というのも島の人は未だに旧暦をつかっている人が多く、旧暦は月の運行に基づいた暦なのでその月齢や潮に合わせて農業や漁業など行う、正に自然と調和した生活をおくっているんですね
そして潮の満ち引きは1日2回ですが夏と冬では潮が動く時間帯が異なり、夏は昼間に冬は真夜中に大きく潮が動きます
なので冬の大潮の時には真夜中に海にいって、大きく潮が引いたタイミングで浅場をウロウロと徘徊しながら獲物を探します
真夜中の海辺を練り歩く漁り
島の人たちはウムズナーという小さなイイダコみたいなのを目当てに行くようですが、タコ以外にもクルマエビの仲間や運が良ければノコギリガザミなどもいたりして、何が獲れるのか分からないので超ワクワクして楽しいんです
夜の漁りは基本的に西側に位置する名蔵湾で行うのですが、これは遠浅で大きな湾になっており地形的にも北風が当たらないのが理由だと思うのですが、みんなが行くので初心者の僕には中々いい獲物をGETする事ができません
そこで何度か行って慣れてくると、なるべく人が来ない他の湾に行った方がいいではないかと思うようになりました
漆黒の恐怖に負けずに獲物を狙え!
まぁ、冬場の真夜中の大潮と限られた日でしかも天気も影響するのでそう何度も行けたわけではないのですがそれでも何カ所か行ってみました。運が良ければ高級食材を大量GETできます👍
名蔵湾は真夜中とは言え、他に人がいるのがライト光で分かるのですが、その他の湾では人がほぼいません! ごく稀に釣り人が要るぐらいです
確かに場所によって嬉しい獲物をGET出来たりしてテンションが上がるのですが、本当に日によっては真っ暗になり、漆黒の中を突き進んでいくと異様な空気感が、、(゚Д゚;)
獲物をGETすれば夢中になって怖さも忘れるだろうと思うも鳥肌が止まらず引き返した事もありました (@_@;)
ノコギリガザミは味が濃厚で本当に美味しいです (*´ω`*)
島に宿る不思議な力
幸い僕は霊感もないので何も見た事はありませんでしたが、後々 島の人とそういう話しをしたら、今でこそ観光の島になっているけど元々は禁足地だった場所も結構あったようです
そんな事は全く知らずに片っ端から渓流を攻めてみて、古い小皿などが並ぶ場所に行きついたり、小さな鍾乳洞(ガマ)を巡ったりしてましたが、全部戦争に関わる場所で島にはまだまだそういう場所がある事をあとになって知りました
島の人は霊的な物や見えない力を信じている人が多いです。実際、島にいて自然と関わる事が多くなってくると何となくそういうのを受け入れるようになってきます
でも普段から島のみんなの中にそういう気持ちがあるから島の祭り事は神秘的な感じがあって都会では感じる事のできない魅力があるのかもしれません
色々と書きましたが今回言いたかったのはやっぱり石垣島は魅力的で面白い島ですよって事です
もし遊びに行って島の年配の人と仲良くなったら昔話とか聞かせてもらって下さい。不思議な島の話しとか教えてもらえるかもしれませんよ!
そして冬の満月が近づくと、あのちょっと怖くてワクワクする夜の漁りの楽しさを思い出すので近々夜の潮干狩りにチャレンジしたいと思います!
この頃にテナガエビを食べ過ぎてエビアレルギーが出るようになっちゃいました (/ω\)
コメント