お庭の日陰で立て掛けておくだけでシイタケが出来るよ!っと聞いて始めたシイタケの原木栽培ですが3年目になる今年も順調に美味しいシイタケが出来ています
我が家は2本だけなので収穫量は少しですが、何本もやっているお家はいっぱい出来て食べきれないのでご近所にお裾分けをしている程です
今回はお庭のデッドスペースになっている日陰を有効活用できるシイタケ栽培について紹介していきます
シイタケの栽培方法とは?

キノコの栽培方法には原木栽培と菌床栽培の2種類の育て方があります
原木栽培の方が時間が掛かりますが味や香りが良い物が多く、菌床栽培は期間も短く安定した収穫が期待できるというそれぞれの特徴があります
シイタケの原木栽培とは

クヌギやコナラなどの木を1m程にカットしてそこにシイタケの種菌を植え付けて栽培していく方法です
田舎ではよく林や森の木陰に原木が斜めに立て掛けられている光景を目にしますが、あれは自然の環境の中でシイタケを育てる事で自然の香りと旨味が凝縮されています
森の中でなくてもお庭の直射日光が当たらない場所でも栽培する事が出来ます
ただ原木栽培はシイタケの収穫までに2年以上掛かり、収穫時期も春と秋の2回だけとなります
シイタケの菌床栽培とは
原木栽培とは逆で人口栽培と呼ばれる方法でオガクズや米糠の栄養を混ぜた培地でシイタケの菌糸を増やして栽培していく方法です
温度や湿度を調整して栽培していくので、収穫量も安定して栽培期間も短いので安定した収穫が見込めます。スーパーなどで売っているシイタケの殆どは菌床栽培された物です
2年目からシイタケが顔を出す

種駒の打ってある原木を購入したら、まずはシイタケ菌を原木全体に広げる為の準備を行います
仮伏せ
原木でよく見る立て掛けた状態は本伏せで、最初はシイタケ菌が原木にしっかりと広がっていくようにブロックなどを下に敷いて地面から少し浮かせた状態で寝かせておきます
直射日光が当たるところだと原木の表面温度が高くなってしまうのでなるべく日の当たらない所で、もしくは遮光ネットなどを掛けて置いておきます。ちょっと湿度の高い場所がいいので雨が当たる日陰がベストです
木口(切り口)に白い菌が広がっていたらしっかりと菌が活着している目印です
我が家の原木も1年ぐらい仮伏せ状態で放置されていました
本伏せ
木口が白くなりシイタケ菌が原木にしっかりと広がったら本伏せに入ります
本伏せはしっかりと立て掛けなくても地面から20㎝ぐらいの高さに立て掛けるだけでもいいみたいです
夏場に直射日光が当たり原木の表面温度が50℃を超えてしまうとシイタケ菌が死滅してしまうので、置く場所には注意が必要です
本伏せから2回の夏が過ぎた秋以降に本格的な収穫が出来るようです。最低気温が15℃以下が続くようになったら原木をハンマーなどで叩いて刺激すると発生しやすくなるようです
我が家のシイタケは本伏せから1年半ぐらい経った3月頃に初めての収穫ができました

シイタケの原木はどこで購入できるのか
シイタケの原木はホームセンターで駒打ち済みのが1本2,000円弱ぐらいで売られています
キノコ農園や森林組合でもシイタケの原木を販売していてホムセンより安くで売っていると思うので近くにある場合は一度問い合わせしてみてもいいかもしれません
あまり時間を掛けずに手軽に収穫を楽しみたい方はお家で始められるキノコの栽培キットなら早いものだと数週間で収穫出来るようです
まとめ

仮伏せをしっかりと行い菌が原木に活着していれば、あとは日陰で本伏せにしてシイタケが出てくるのを待つだけでシイタケ栽培が行えます
ただシイタケ菌がまだしっかりと活着していないと他の菌が原木に入ってしまうので仮伏せの時は地面に直接置かずブロックなどを下に敷いて地面から少し浮かせるあげる
設置する場所はなるべく直射日光が当たらない所で適度な湿気を好むので雨が当たる場所がいいです
雨が当たらない場所でも定期的に散水を行えば大丈夫です
庭先やベランダなどで設置する場合は立て掛けずにブロックなどを枕にして20㎝程の高さで斜めに寝かせるぐらいでいいようです。上下をときどき入れ替えてあげると菌糸が均一に回ります
早ければ2年目の秋以降からシイタケの収穫が楽しめますよ
コメント