春と言えば潮干狩りの季節です
石垣島に住んでいた頃は、魚突きに行って何も獲れなかった時は最後にビーチの浅場でゴロゴロしながら砂を掘ったらイソハマグリという小さいシジミぐらいの貝が出てくるので、よく採っていました
昨年もGW前に潮干狩りに行ったのですが、貝の知識が無かった為にいまいち何が採れたのかが分かっていなかったので、今年は潮干狩りの本を読んで事前に少し知識を入れてから挑んでみました
三重県津市の御殿場海岸
見て下さい。GWとは思えないほどの人の少なさ!
奥の方に行けば海の家とかがあって、そちらは流石に人の量も多かったです
干潮の2時間半前に到着、潮が引き切る前に周りの地形をチェックして貝がいそうな場所を見つけておくっと本に書いてあったのですが、貝がいそうな地形なんて全然分かりません!
本に書いてあったのはビーチの砂が波打った形だったら、海ではなくてビーチ側の斜面をアサリがよくいると書いてありました
本には大きく波打ったビーチの図が描いてあって、ほおほおっと思っていたのですが、実際のビーチの砂は細かい波打ちばかりでした
どこを掘ったらいいのか分からないので適当に掘ってみると
わおっ!すぐに貝が出てきました
周辺を掘り続けると、笑いが出るほど、いっぱい出てきます
こんなに簡単に出てきてくれると楽しくてたまりません
子供たちは30分程で飽きてしまい、海でパシャパシャして遊び始めました
ものの30分ほどでいっぱい貝が採れました
貝の種類の見分け方
貝が沢山採れたものの、殆どがシオフキとバカガイでアサリやハマグリは一つもありません!
見分け方はアサリとハマグリは貝殻の厚みがあり、口の部分を見るとプクっと厚みが見られるのに対してシオフキとバカガイは貝殻が薄いので口の部分に厚みが無く鋭利な感じです
上の写真はシオフキです
サイズはアサリぐらいですが、アサリと違って貝殻に放射線状の溝が無い為、触ると表面がツルツルしています
上の写真はバカガイ、別名は青柳(アオヤギ)です
こちらはサイズも大きいのでハマグリぽいのですが、貝殻に厚みが無く軽いです
手に取っても、口を閉じないヤツもいました
まぁ、でもいっぱい採れたので良かった良かったっと思っていたら、通りかかった地元のおばちゃんに、『まぁ~、いっぱい採ってるけどシオフキの方は砂が多いから、ジャリジャリして食べれんよ~』っと言われ、シオフキはかえす事に
でも、たしか本にはシオフキも砂抜き出来ると書いてあったので、大きいのは残して持って帰る事にしました
その後はバカガイのみを採ることにしました
採る時の注意点
シオフキとバカガイは殻が薄いので熊手やスコップが強く当たってしまうと貝殻が割れてしまいます
比較的ビーチの表面付近に潜んでいるので、熊手を砂に入れたら強く掘るのではなく、ゆっくりと手前に引いてカツンっと貝に当たったらゆっくりと上げたやると貝殻が割れずに採れます
潮干狩りのルール
ハマグリは3㎝以下、アサリは2㎝以下は採取禁止となっています
これ以外にも使用禁止道具もあり、ジョレンなど網やカゴの付いた道具などは使用が禁止されていることが多いです
潮干狩りは身近なだけに、密漁の意識がありませんがルールを違反した場合は密漁になり罰金などがあります
楽しく遊ぶ為にも、行く前には一度、都道府県のHPなどでルールの確認をお勧めします
持ち帰って砂抜き
アサリやハマグリの場合は採った場所の海水を貝すれすれに入れて蓋をして暗くした状態で持って帰れば2時間ぐらいで砂を吐いてくれるみたいです
その時に貝同士が重なり合わない様にして、平たいトレーなどに入れて貝すれすれに海水をいれてあげます
シオフキやバカガイは海水に入れていても殆ど砂を吐かないので茹でてから砂抜きを行います
- 鍋にお湯を沸かして、お湯に対して1~2%の塩を入れます
- 沸騰したお湯にざっと水洗いした貝を入れます
- 八分目ぐらい貝が開いたら冷水に入れます
- ザルに貝の身を取り出す
- ザルに入れたまま、ボールに水を張り、少し身を押し付けて左回りで優しく回す
- 水を替えて、何度か繰り返す。食べてみて砂が残ってなかったらOK
- 砂が残っている場合は、もう何度かかき回す
この方法でやったら見事に砂抜きが出来ていました
左がシオフキで右がバカガイです
砂もしっかりと抜けていて両方とも美味しかったです。 特にバカガイはサイズもあって、食べると甘みもあってホントGOODでした
2種類のパスタと小松菜と炒めて美味しく頂きました
潮干狩りは大人から子供まで楽しめて、最後は美味しく食べれて最高ですね
いや~、久しぶりの海はやっぱり面白いですね~
にほんブログ村
コメント