福井県・敦賀近郊には、透明度が高く波も穏やかな海が広がっており、小さなお子さんでも安心してスノーケルや海遊びが楽しめるスポットがたくさんあります
我が家でも夏になるとほぼ毎週末は家族で海へ出かけています。今回は子どもたちと一緒にスノーケルを楽しんだ体験をもとに、海の生き物を観察するコツや楽しい遊び方、そして安全に海遊びを満喫するためのポイントをご紹介します
スノーケルで観察できる生き物たち|敦賀の海の魅力
敦賀の海は、砂浜と岩場が入り混じる豊かな環境が広がっており、魚や小さな生き物たちの宝庫です。浅瀬でもたくさんの可愛い海の仲間たちを観察することができ、子どもたちにとってはまさに“海の教室”

- 小アジの群れ:浅場の岩場でも群れで泳いでいることが多く、キラキラと光る姿がとてもキレイ。子どもたちも「わぁ!」と声を上げて喜んでくれます
- アオリイカの子供:春に生まれたばかりのアオリイカの子供たちとって、浅瀬は保育園のような場所です。そっと観察していると体が透明になったりキラキラと光ったりととても神秘的です
- ハゼの仲間:砂地に潜んでいるので、じっくり探すのが楽しい!
- カエルウオの仲間:ごく浅い岩の上や小さな穴の中から、ひょっこり顔を出してこちらを見ています。カエルのような表情が愛らしいです
- ウミウシ:色鮮やかで模様も美しく、まるで小さな宝石のよう。種類も豊富なので岩場や海藻の間を探すのがまさに“海の宝探し”のようなワクワク体験になります

岩陰や海藻の茂みに隠れている生き物をじっくり探す時間は、子どもたちにとっても貴重な自然体験。ただ、夢中になりすぎると周りが見えなくなり、はぐれたり流されたりする危険もあります。
こまめに自分の位置や周囲を確認し、安全をしっかり意識しながら楽しんでください
スノーケルデビューを成功させるコツ

初めて子どもと一緒にスノーケルをするなら、いくつかのポイントを押さえておきましょう
ウエットスーツ&ライフジャケットで安心
水温が低くても体温を保ちやすく、クラゲ対策にもなるウエットスーツはマストアイテム。さらにライフジャケットを着用することで、水に浮く安心感が増し、子どもたちもリラックスして海に入れます
浅瀬からゆっくりスタート

最初は足がつく深さの場所で慣らすのが大切です。マスクとスノーケルに水が入った時の抜き方を練習しておくと、いざという時に安心です
見つけた生き物を一緒に図鑑で確認
海から上がった後や休憩中に、子ども用の海の生き物図鑑を使って一緒に確認する時間も、とても楽しいひとときです。防水カメラで観察した魚を撮っておくと、あとから調べやすくて便利です!
名前がわかると「また見つけたい!」という気持ちも湧いて、次の海遊びがもっと楽しみになります
安全第一!海遊びで気をつけたいポイントと対処法

海はとても楽しい場所ですが、自然の中だからこそ気をつけたいこともあります
特にお子さんと一緒に遊ぶときは、次のポイントに注意して、安全に楽しみましょう
離岸流(リップカレント)に注意
知らず知らずのうちに沖へ流されてしまう「離岸流」は大人でも危険です。離岸流が発生するような海岸では注意看板などが設けられていることが多いので必ず確認しましょう!
クラゲやウニ以外の有毒生物にも注意

海の有毒生物というとクラゲやウニを思い浮かべがちですが、実は浅瀬にもカサゴ、オコゼ、エイなどの毒を持つ魚が潜んでいることがあります
これらの魚はあまり動かず、見つけてもじっとしているため、うっかり手を伸ばして触れてしまいそうになりますが、身を守るために毒のあるトゲで刺してくることがありるので危険です!
万が一刺されてしまった場合は、こすらずに真水などでよく洗い流し、すぐに海から上がって様子を見ましょう。症状が強い場合は迷わず医療機関を受診してください
熱中症と日焼け対策
海でもこまめな水分補給を忘れずに。帽子やラッシュガードで日差しを遮り、日焼け止めも忘れずに塗ってあげましょう。

子どもから目を離さないことが最重要
どんなに泳ぎに慣れている人でもちょっとしたトラブルで簡単にパニック状態に陥ることがあります。特に子どもと一緒の場合には常に浮力を確保できる物を身につけ、安全第一を心がけましょう

遊び終わった後の砂との戦い!快適に帰るための工夫
海遊びの後に悩まされるのが「体や荷物についた砂」。小さな子どもは特に砂まみれになりがちですが、ちょっとした工夫でスムーズに帰れます
ベビーパウダーで砂がポロッと落ちる!
乾いた体にベビーパウダーを振りかけて軽く払うと、砂がサラサラと落ちていきます。おむつ替えでも使えるパウダーなので、子連れの海遊びでは必携!
水タンクやポリタンクで簡易シャワー
10L前後のポリタンクに水を入れて車に積んでおくと、足や手を流すのにとても便利。シャワーヘッド付きのものなら、簡易シャワーとして大活躍です
濡れた物は全てトロ船に入れて持ち帰る
お庭で肥料や土を混ぜるときに使うトロ船を海に持っていくと、濡れたウエットスーツやマスク、フィンなどを気にせずそのまま放り込めるのでとても便利です。さらに帰宅後はトロ船に水を張って、そのまままとめて洗うことができます
まとめ|親子で「海の教室」を楽しもう!
敦賀の穏やかな海は、小学生の子どもたちとスノーケルを楽しむには絶好のロケーションです。魚を観察したり、魚や海中生物と触れ合ったりと、ただ泳ぐだけでは得られない貴重な体験が詰まっています
安全に配慮しつつ、親子で思いっきり海を楽しんで、夏の最高の思い出をつくりましょう!

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