お仕事で3日間、東屋を建てに行ってました
1日1棟で3日で3棟建てるというハードなスケジュールです
厳密に言えば、建ててくれるのは大工さんで私はその指示に従ってお手伝いです
年間10棟ぐらい東屋やパーゴラなどの施工に行きます
東屋があるお庭とか素敵でいいなぁっと憧れますが、建ててもらうとなると結構なお値段が。。
かと言って、DIYっで造るには難度が高すぎますが、木を組まずに金具とかで柱や屋根を取り付けて行ってシンプルな形にすれば自分たちでも作れるのかもしれませんね
材の加工手順
現場施工は一緒に行って組んでいくのですが、工場では分業制になるので大工さんは東屋材の加工を行い、私は加工出来た材を防腐注入に持って行ったり、帰ってきた材を乾かして塗装したりしています
- 東屋材の加工 加工終了後は仮組を行う
- 材の防腐注入 加圧注入で材の中に防腐剤をしっかりと入れます
- 塗装 色+防腐効果を高めます
ありがたい事に大工さんが優しいので、気になる加工方法など聞いたら親切に教えてくれます
加工から建て込みまで見れるので、とても勉強になります
流石に東屋は私には無理ですが、お庭に小さなパーゴラぐらいだったら頑張ればなんとか出来るかもって、根拠の無い自信はあります!
今回は東屋が建つ過程を紹介します。東屋をDIYしようと思っている方は是非参考にしてみて下さい!
この四角の中に東屋が建ちます
屋根の基礎から組み始めます
ジャッキをおいてその上に梁と桁を置いて組みます
組んだら、ジャッキを調整してレベル(水平にする)を合わせます
天井の真ん中にくる束に棟木を取り付け
工場で一度、仮組はしているものの、防腐注入すると材のサイズが少し大きくなり、組むのに多少の誤差が出来て角度を合わせるのが難しいみたいです
棟木が決れば、垂木を入れて行きます
屋根を吊り上げて柱に付けます
屋根が出来たら吊り上げて、穴ぼこに柱を立てていきます
またこの柱が重たいんです!
ちなみに柱の埋まるコンクリートとの接地面には銅版が巻かれて、腐りにくいようになってます
銅版が巻かれている部分も、少し細くしていて、雨などで水が柱から流れてきた時に銅板の中に入っていかないようになっています
もしDIYで造るなら、石束の上に柱を置いて直接地面に触れないようにした方が腐りにくくて良いですね
あとは上から屋根をハメ込み、柱と合体させます
重機があると作業も早いです
お~、出来てきましたね~!
私も隙を見て写真を撮ってるだけで、ちゃんと頑張って作業してますよ
屋根の野地板を張って行き、全部張れたらその上からベニヤを張ります
そして最後にベニヤの上からルーフィングを張ったら私たちの仕事は終了です
ちなみにこの東屋は3日目の物で上の写真のは2日目の東屋で少しタイプが違います。
翌日の材の積み込みがあって、慌てて帰ったので完成後の写真を撮るの忘れてました
建てた数日後に板金屋さんが屋根を張ってくれて、造園屋さんが足元のコンクリを入れてくれます
周りは桜の木でいっぱいだったので、あと1ヵ月もすれば最高のお花見スポットになるんでしょうが、施工の時は風が強くて、まだまだ寒かったです
桜の季節になったら子供たちを連れてきて『お父ちゃんが建てたんやで~』っと自慢しないとね
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