今年も家族そろって、冬の潮干狩りを楽しみに 御殿場海岸(三重県)へ足を運びました。今回は昨年よりも少し早めに家を出て、気合十分。子どもたちは夜に出かけるというだけで大興奮です。
冬の潮干狩りには、春の昼間とはまた違った魅力があります。
真っ暗な砂浜をライトで照らして貝を探す非日常の体験は、少しの怖さと大きなワクワクを同時に味わえる、まさに“冒険”のような時間です。
冬の夜の潮干狩りで大事な「3つの準備」

潮干狩りを安全に楽しく行うには、しっかりとした準備が欠かせません。特に冬の夜は、想像以上に過酷な環境。そこで、大切な3つの準備ポイントをご紹介します。
① 干潮時間の確認は“必須”です!
冬の潮干狩りでは、潮が最も引いた時間帯を狙って海へ入ります。
しかし、大潮の日は潮の満ち引きがとても早いため、時間を誤ると「気がついたら岸まで戻れない……」という危険も。潮の情報はスマホアプリや潮見表で事前に確認して、安全に楽しめる時間をあらかじめ決めておくのがポイントです。
※ 夢中になりすぎず、「この時間までに岸に戻る」と決めたら必ず守るようにしましょう!
② 防寒対策は万全に!
冬の海辺は、日中よりも数段冷え込みます。加えて、海風が体温をどんどん奪っていくため、防寒対策は春の潮干狩り以上に重要です。
我が家では、子どもから大人まで全員が スキーウェアを着用!
防水性・防風性・保温性が揃ったスキーウェアは、冬の潮干狩りにぴったりです。
③ 暗闇に立ち向かう「ライト」
冬の夜の海は、月明かりがあっても真っ暗です。特に、貝を見つけるためには足元をしっかり照らすライトが不可欠です。
おすすめはヘッドライト(おでこに装着するタイプ)。両手が空くので、砂をかき分けながら貝を探す作業も効率的にできます。できれば予備も準備しておくと安心です。
そして、まさかの“大失態”が発覚…
準備は完璧。仮眠も取り、夜に出発して車で順調に御殿場海岸へ向かっていたところ……
なんと!
ライトを忘れたことに気づいたのは、目的地まであと半分というところ。
夕食時に一度移動させたライトを、車に積み込むのをすっかり忘れてしまっていたのです。
「スマホのライトでなんとかなるかな……」
そんなことを考えつつも、やはりスマホのライトでは無理かなぁ、、、
トラブル続きでも楽しめた、御殿場海岸の冬の潮干狩り
暗くて潮干狩りができなければ、「今回は夜のビーチを散歩して、次回に向けてポイント探しでもしようか」と、少し諦めモードになりかけていたそのとき──
ふと、去年使っていたスキーウェアのポケットに違和感が。手を突っ込んでみると……
「たったら~♪ スモールライト🔦」
なんと、昨年予備で持っていった小さなライトが奇跡的にポケットに残っていたのです! これでなんとか、今年も貝探しをスタートすることができました。
潮干狩りスタート!…と思いきや、次なるトラブル?

安心したのも束の間、今度は娘のジャケットのチャックが塩噛みで閉まらないという新たなトラブル発生…。夜の海風が吹く中、防寒が不完全な状態での潮干狩りは少し心配でしたが、本人はやる気満々。大人がしっかりサポートしながら、なんとか開始にこぎつけました。
今回の目標と結果は?

狙うはもちろん、アサリ&ハマグリ!
あるいは、それ以外でも食べ応えのある、美味しい貝が獲れたら……という希望を胸に、ライト一つで家族全員が交代で探します。
「ここ、怪しくない?」「おっ!デカい貝あった!」「……あ、殻だったー!」
そんな笑いと期待が交錯する中、収穫は――正直なところ「いまひとつ」。
成果が少なかった要因としては、トラブルの連続で集中しきれなかったこと、そして何よりもポイントの知識不足が大きいのではと感じました。
石垣島との違いも実感
かつて石垣島での冬の潮干狩りでは、目的以外の意外な生き物との出会いもありました。しかし、御殿場海岸ではそういった**“サプライズな遭遇”がなかなかない**のが現状。地形・地質・生態系の違いも影響しているのかもしれません。もう少し地域特有の情報や地元の声を頼りにポイントの勉強が必要そうです。

今回の成果はカガミガイとシオフキガイでした。

シオフキガイは砂が中々抜けないなので敬遠されがちですが、しっかりと砂抜きをしてやると、甘みがあって美味しい貝です。
https://umipapanoniwa.com/clamming/
シオフキガイやアオヤギの砂抜きの方法はコチラで紹介しています
夜の潮干狩り、やっぱり“準備がすべて”!
今回の失敗から改めて学んだことは、やはり**「準備の重要性」**です。
✅ 安全で楽しい潮干狩りのためのチェックリスト
- 潮の満ち引きの確認:大潮のときは特に、干潮から満潮への切り替えが速いので注意!
- 懐中電灯は複数本:1本だけでは電池切れ時に終了。予備は必須。
- 防寒・防水対策:冬の夜は冷え込みが激しい。スキーウェアは鉄板。
- バケツ:獲った貝の鮮度維持と持ち運びに便利。
- 安全確認と家族の連携:子どもが一緒なら、目を離さず行動を共有。
- 場所と時間の把握:夜の砂浜は迷いやすく、事故のリスクもあるので要注意。
次回こそ、眠気も吹っ飛ぶハマグリを!
冬の潮干狩りは、気候も海の状況も厳しめですが、それだけに「成功したとき」の喜びは格別です。今回はライト忘れという痛恨のミスをしたものの、次回は持ち物をよくチェックして、万全の状態で挑みたいと思います。そして、次こそは眠気も吹っ飛ぶようなハマグリをGETしたいと思います!
冬の夜の潮干狩り。きちんとした準備と、家族との連携、そしてちょっとした“運”があれば、ささやかでも心に残る収穫があります。安全に考慮しながら皆様も冬の海を楽しんでみてはいかがでしょうか。



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