手作りもち米でおもちパーティー!新米の美味しさと感謝の時間

棚田

今年、わたしたちの棚田では、初めてのもち米の収穫に挑戦しました。例年のお米作りに加えてのもち米作りということで、準備から収穫、脱穀まで、すべてが手探りの中での作業でしたが、その分、思い出深く、そして何よりも美味しさもひとしおのものになりました。

手作業で進めたもち米の収穫

もち米の収穫は、お米の収穫の約1週間前に行いました。手刈りでの稲刈りは、総勢5名で挑戦。慣れないながらも丁寧に、1本1本の稲を刈り取り、昔ながらの「はさ掛け」で1週間天日干しをしました。

そして乾燥が終わった後、いよいよ脱穀。しかし、この日、指導してくれる先生が不在で、作業に慣れていない5人だけでの挑戦となりました。脱穀は思いのほか時間がかかり、午前中で終わると思っていた作業でしたが、とても半日では終わらず、、そのうち夕方から小雨が降り出し、結局、作業は半分以上を残して終了することに。

助け合いで乗り越えた脱穀作業

その後、なかなかメンバーが揃う機会がなく、残った脱穀は、先輩オーナーさんが引き受けてくれました。さらには、先生の協力もあり、籾摺り(もみすり)まで無事に完了。

こうして、初めてのもち米作りはたくさんの人の助けに支えられて形になりました。作業はドタバタでしたが、最終的には、3組でそれぞれ約6キロずつのもち米を手にすることができ、大満足の収穫となりました。

棚田の新米で感謝祭

もち米とお米の収穫が終了してから3週間後、棚田のメンバーで「感謝祭」を開催しました。この日は、おにぎりと一緒に、新米もち米を使ったお餅も用意。

やはり、新米で作るお餅の味は格別です! つきたてのやわらかなお餅は、噛むたびにお米の甘みが広がり、皆で「やっぱり自分たちで育てたお米は違うね」と感動の声をあげながら、舌鼓を打ちました。

そして今回は「おもちパーティー」!

この感動をもっと多くの人と分かち合いたいと思い、今度は我が家で親戚を集めての「おもちパーティー」を開催することにしました。

お餅つきと言えば「ペッタン、ペッタン」とみんなでついて楽しむものですが、残念ながら我が家には杵も臼もありませんので、実家から借りてきた餅つき機で作ります。

ぐるぐる~っと回りながら段々と出来上がっていくお餅を、子供たちと「お~」と言いながら観察して楽しみました。

どのお餅も、収穫したばかりのもち米だからこそのモチモチ食感と豊かな味わいが際立ち、まさに“ごちそう”の一言。

定番のきな粉餅や磯辺焼き、そしてブドウと白あんを包んだブドウ大福など、お腹いっぱい頂きました。

親戚で集まってお餅を食べて、その後で皆でカードゲームをしていたら、まるでお正月のようですね。

もち米作りを通して得たもの

今年のもち米作りは、予定通りにはいかないことも多く、戸惑いや苦労もありました。でも、その一つ一つの過程が、結果として家族や仲間との絆を深め、地域のつながりを強める機会にもなりました。

特に、先輩オーナーさんやご近所さんのサポートがなければ、ここまでたどり着けなかったことを思うと、改めて人の温かさに感謝せずにはいられません。

来年は、今年の経験を活かしてもっとスムーズに作業が進められるよう工夫したいと思います。そしてまた、たくさんのおいしいお餅をみんなで味わえるように、楽しみながら取り組んでいきたいです。

復田から収穫まで!棚田で育てたお米と稲作二年目の挑戦
棚田で迎えた二年目の稲刈り。今年は復田から始まり、ぬかるみや水不足、酷暑や雑草との戦いを経て、ようやくお米の収穫を迎えました。仲間と挑んだ稲作は、家庭菜園とはひと味違う自然との暮らしの学びが満載。黄金色の稲穂に感謝する収穫記録です。

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