滋賀県には「近江の伝統野菜」と呼ばれる地域固有の野菜がいくつもありますが、その中でも特に親しまれているのが「日野菜」です。細長い赤かぶのような見た目で、根の部分が白から赤紫へとグラデーションになっているのが特徴。ほんのりとした苦味と爽やかな香りがあり、漬物にするとその風味が一層引き立ちます。
日野菜は、滋賀県日野町が発祥とされ、江戸時代にはすでに栽培されていたと言われています。かつては「徳川家康が愛した野菜」としても知られ、滋賀の食文化を語る上で欠かせない存在です。
🏡昨年は庭の日野菜が不作…そこでスーパーへ
家庭菜園で育てた日野菜を収穫し、自家製の日野菜漬けを楽しみたいのですが、しかしこの冬は、庭で採れた日野菜が小ぶりで量も少なく、漬物にしましたが少し物足りない状況でした。
そこで頼りになるのがスーパー。滋賀県内のスーパーでは日野菜漬けが並び、手軽に購入できます。価格はおよそ300円ほど。味も安定していて美味しいのですが、量が少ないため、日野菜好きにはすぐに食べ切ってしまうのが悩みどころ。
「もっとたっぷり食べたい…!」
そんな気持ちがふつふつと湧いてくるのは、日野菜漬けファンなら共感してもらえるはずです。
🥬やっぱり自家製が一番!日野菜を買って漬ける楽しみ

スーパーの漬物も便利ですが、やはり自分で漬けると量も味も満足度が段違い。しかも、日野菜そのものは5〜6本入りで200円ほどと、とても手頃です。多少手間はかかりますが、好きなだけ食べられる喜びを思えば、その手間さえも楽しみに変わります。
そんな中、今回は竜王町の道の駅「アグリパーク竜王」で、日野菜を発見。なんと8本で160円というお値打ち価格。大き過ぎず丁度よいサイズの日野菜を見つけた瞬間、「これは漬けるしかない」と即決しました。
道の駅では地元農家さんが丹精込めて育てた野菜が並び、季節ごとの滋賀の恵みを感じられるのも魅力。特に冬の日野菜は、寒さで甘みが増し、漬物にすると格別の味わいになります。
🍶家庭でできる日野菜漬けの作り方
ここからは、実際に家庭で漬けた日野菜漬けのレシピを紹介します。昔ながらの素朴な味わいで、誰でも簡単に作れる方法です。

【材料】
- 日野菜…5〜6本
- 塩…3つかみほど
- みりん…大さじ3
- 酢…大さじ2〜3
- 重石(皿やペットボトルでも可)
【作り方】
① 日野菜を葉と根に分けてカット
まずは日野菜を葉とカブ(根)の部分に切り分けます。 葉はざく切りに、根は薄めに切っていきます。

② 塩で揉んでしばらく置く
切った日野菜をボウルに入れ、塩をふってしっかり揉み込みます。 10〜15分ほど置くと水分が出てきて、しんなりしてきます。

③ 熱湯をかけてアク抜き
日野菜に熱湯をさっと回しかけ、アク抜きをします。 その後、水で軽く洗い流して粗熱を取ります。
④ 調味液を作って揉み込む

みりん大さじ3、酢大さじ2〜3、塩を少し加えて調味液を作ります。 これを日野菜に加え、全体に味が行き渡るように軽く揉みます。
⑤ 重石をして一晩寝かせる

容器に移し、上から重石をのせて一晩置けば完成。 翌朝には、ほんのり赤く染まった日野菜漬けが楽しめます。
🌸自家製ならではの味わいと満足感

一晩寝かせた日野菜漬けは、奇麗なピンク色に染まります。シャキシャキとした歯ごたえと、日野菜特有のほろ苦さが絶妙に調和し、箸が止まらない美味しさ。ご飯のお供にはもちろん、酒の肴にもぴったりです。
市販のものと比べると、量もたっぷりで、好みの味に調整できるのが自家製の魅力。みりんを増やして甘めにしたり、酢を強めてさっぱり仕上げたりと、家庭ごとの味が生まれるのも楽しいところです。
また、漬けてから数日置くと味がなじみ、より深みのある風味に変化します。日が経つごとに色が鮮やかになり、食卓に彩りを添えてくれるのも嬉しいポイントです。

ジャコと七味と醤油を少し混ぜてご飯に乗せればサイコーです👍
🚗道の駅で出会う滋賀の恵み
今回訪れた「アグリパーク竜王」は、滋賀県竜王町にある人気の道の駅。地元農家さんの新鮮な野菜や加工品が並び、季節ごとの滋賀の味覚を楽しめます。
冬場は日野菜のほか、赤かぶ、大根、白菜など、漬物にぴったりの野菜が豊富。滋賀の食文化を支える農家さんの思いが詰まった野菜を手に取ると、自然と料理への気持ちも高まります。
📝まとめ:日野菜漬けは滋賀の冬のごちそう
日野菜漬けは、滋賀県が誇る冬の味覚。 スーパーで手軽に買える便利さもありますが、やはり自家製の美味しさと満足感は格別です。
- 日野菜は安くて手に入りやすい
- 漬け方は簡単
- 好みの味に調整できる
- たっぷり食べられる
そんな魅力が詰まった日野菜漬けは、滋賀の冬の食卓に欠かせない存在です。
この冬は庭の収穫が少なかったものの、道の駅で立派な日野菜に出会えたことで、また自家製の日野菜漬けを楽しむことができました。季節の恵みを味わいながら、滋賀の食文化の豊かさを改めて感じるひとときでした。
今年は立派な日野菜をお庭で育てて、美味しい日野菜漬けがまた作れますように。



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