お庭いじりをしていると、春は特に虫との戦いの日々になります
しかし一口に虫と言っても様々な虫がいますが、ケムシとアオムシは様々な模様だったり、鮮やかだったりするので、ちょっとウミウシを観察している気分になります
放っておくと葉っぱを食い荒らされてしまうので、少し残酷ですがケムシは毛をライターで炙ってからハナミちゃんの餌にして与えています
ただアオムシはあまり美味しくないのか、食いつきが悪いです
アオムシは何となく愛嬌があって可愛いので、ちょっとハナミちゃんに与えるのに抵抗がありますが、仕方がありません!
しかし折角なのでアオムシの成長を観察してみようと一匹残して観察してみる事にしました
葉っぱがどんどん無くなる一方、アオムシはどんどん大きくなっており、観察していると不思議で面白い所が沢山あります
アオムシにも年齢があり脱皮を繰り返し大きくなる
最初は焦げ茶色に白の帯が入った鳥のフンのような姿をしており3回脱皮を繰り返し少しずつ大きくなり、4回目の脱皮でよく知る緑のアオムシの姿になります
鳥のフンの様な模様をする事で捕食されない様にしているようです
恥ずかしながら、あの焦げ茶色の幼虫が成長した姿が緑のアオムシだと知らず、別の種類だと思っていました (=_=) ビックリして奥さんに伝えると『知らなかったの!?』と逆に驚かれました
こんなに色模様が変わるって凄いですよね
ちなみにこれは山椒の木についているのですが、1匹でも結構な量の葉っぱを食べられます
もっと沢山のアオムシがついていたのですが、葉っぱを全て食べられると思い、1匹だけ残しあとはハナミちゃんあげたのですが、、
臭角から嫌な臭いが出ているのか、味が好きじゃないのかアオムシは殆ど食べません!
そっぽを向いて、寝てしまいました
目だと思っていたのは背中の模様だった!
アオムシの目ってどこにあるか知っていますか??
えっ、ボールペンの落書きみたいな模様の横についているじゃないですか
実は目の様なコレも模様で眼状紋といいます
鳥などからの捕食を防ぐために頭上からよく見える背中に大きな目の模様が入っているんですね
魚もよくお尻の方に眼状班という大きな目に似せた模様が入っており、実際の目の部分にはラインの模様が入ってたりなどして、どちらが顔か分からない様にカモフラージュして顔を食べられない様にしているのと同じですね
ちなみに実際の目はここです
まぁ、なんてつぶらで可愛い瞳 (*”▽”)
昆虫を観察していると海の生き物との共通点を見る事が多く面白いです
アオムシもまたウミウシを観察しているようで、この目立ちやすい色や模様も他の生き物に対しての警戒色になっているのだろう思うと魅力的です
実は足は16本!?下から覗くと見える隠れた可愛い足
頭上から見た幾何学的な模様が可愛いと思っていましたが、実は下から覗くと枝を挟む足が見えて、その掴み方がソフトで可愛い (*´▽`*)
顔のすぐ下についている脚は、普通の昆虫ぽい足で6本あって、これはチョウチョに羽化した時にそのまま残る足です
可愛い足はボディとお尻についている足で、柔らかそうでまるでグミのようです (*´▽`*)
お祈りでもするかの様なこの姿、本当に可愛いです
こういう指に優しく張り付いてくれるグッツが欲しいぐらいです!
こんなに可愛い足も成虫になると無くってしまうそうで残念です
5回目の脱皮で蛹から成虫に
アオムシは大体が4回の脱皮を繰り返して大きく立派なアオムシに成長して5回目の脱皮で蛹から成虫えと姿を変貌させるみたいです
触ると臭角の出して臭いで威嚇する姿は正に最終形態の貫禄があります!
そしてウンコもこの貫禄です。体の比率から考えるとかなりの大きさです!
壁に張り付いて動かなくなってきたら蛹になる準備に入った合図です
始めは、頭を左右に揺らしたりして動きがあったのですが段々、頭をちょっと動かすだけになってきました
ここから時間を掛けて蛹に変化していくのだろう思って10分程場を離れて戻って来てみると Σ(゚Д゚)
もう蛹になっていました! 翌日には色も完全に蛹に変身です
さぁ、このまま羽化するまで観察するぞ~っと思って毎朝観察を続けていたのですが、2週間目の朝に蛹の姿は無くなっていたので、無事に羽化して飛び立っていったのだと思います
羽化する時間帯は明け方が多いようなので、虫かごなどで飼ってない限り観察するのは難しそうですね
羽化の瞬間も見てみたいと少しは思いますが、それよりも下から見る足の姿の可愛さを知ったので、これからは裏側ばっかりに注目しそうです!
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