真冬の庭に出ると、正直ちょっと不安になります。
葉は落ち、動きはなく、「何かしないとダメなんじゃないか?」
そんな気持ちになること、ありませんか。
家庭菜園を始めたばかりの頃は特に、
何もしない時間=サボっている気分になりがちです。
でも、何年か庭と付き合ってきて分かったことがあります。
真冬の庭仕事で一番大事なのは、
「何をするか」より「何をしないか」 だということ。
この記事では、我が家の庭で実際に「やらなかったこと」と、
やらなかったからこそ感じた変化をまとめてみました。
冬の庭を前に立ち止まっている方の、肩の力が少し抜けたらうれしいです。
真冬の庭は「動かない」のが普通

冬場の我が家の庭は、とにかく静かです。
葉は落ち、緑は少なく、目に見える変化はほとんどありません。
家庭菜園を始めた頃は、この「何も起きていない感じ」が少し怖くて、
つい庭をウロウロしながら「何かやらなきゃいけない気がする…」
そんな気持ちになっていました。
でも、何年か庭と付き合ってきて分かったのは、
サボっているわけではないということ。
寒さの中で、植物はエネルギーを使わず、じっと次の季節を待っています。
人で言えば、深く眠っているような状態です。
この時期に無理に起こそうとすると、かえって調子を崩してしまうこともあります。
だから真冬の庭は、「動かないのが普通」「何もしないのが正解」
そんなふうに考えるようになりました。
冬に「やらなくてよかった」庭仕事リスト

ここからは、我が家の庭で
実際にやらなくてよかったことを挙げてみます。
無理な追肥をしなかった
寒い時期に肥料をあげると、良かれと思ってやったことが、
逆に負担になることがあります。
冬は吸収も遅く、効果も分かりにくい季節。
「元気になってほしい」という気持ちは抑えて、
追肥は春まで待つことにしました。
結果的に、
春に一気に動き出す姿を見ることができました。
土を必要以上にいじらなかった
寒い中で土を掘り返したり、混ぜたりするのは、実はあまり意味がありません。
土はそっとしておくことで、中の微生物や構造が落ち着きます。
「触らない勇気」を持つことも、立派な庭仕事だと感じました。
枯れた見た目に焦らなかった

葉が落ち、枝だけになった姿を見ると、つい「大丈夫かな?」と心配になります。
でも、それは自然な姿。
冬の庭は、少し寂しく見えるくらいがちょうどいい。
見た目だけで判断しないことを、この時期の庭が教えてくれました。
つい不安になってしまう理由

それでもやっぱり、静かな庭を前にすると不安になることがあります。
理由はたぶん、「何かしていないと損をしている気がする」
そんな気持ちがあるから。
SNSや動画を見ると、冬でも畑作業をしている人がいたり、
立派なハウス栽培を見たりして、「自分は遅れているんじゃないか」
と思ってしまいます。
でも、家庭菜園には正解が一つではありません。
それぞれの庭に、それぞれのペースがあります。
比べすぎず、自分の庭を見ることが大切だと、冬の静けさの中で気づきました。
「やらない庭仕事」がくれた意外なメリット

何もしないように見える真冬ですが、
やらなかったからこそ得られたものもありました。
まず、春の作業がとても楽になりました。
土が落ち着いている分、耕すのも植えるのもスムーズです。
それから、気持ちが楽になりました。
「やらなきゃ」という焦りが減り、庭を見る時間そのものが楽しくなりました。
人が手を出さなくても、自然はちゃんと循環している。
そのことを、体感できた気がします。
冬の庭は、次の季節の準備期間

真冬の庭は、止まっているように見えて、実は次の季節の準備をしています。
土の中では、ゆっくりと分解や循環が進み、春の芽吹きに備えています。
私たち人間も、この時期は無理に動かず、考えたり、
振り返ったりする時間にしてもいいのかもしれません。
庭と同じリズムで過ごすと、暮らし全体が少し整う気がします。
何もしない時間も、庭仕事のひとつ

冬の庭仕事は、スコップを持つことだけではありません。
何もしないこと。待つこと。
それも立派な庭仕事です。
もし今、「この庭で大丈夫かな?」と不安になっているなら、
少し立ち止まって、静かな庭を眺めてみてください。
春は、ちゃんとやってきます。


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