芝生の雑草、手作業で追いつかなくなる前にやること|シバゲンの使い方と春の管理まとめ

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春更新が終わって、SGFとバロネス肥料を撒いてひと安心——そう思っていたのもつかの間、3週間が経って気温が上がり、まとまった雨が降ったとたん、芝生の中に雑草がわんさか顔を出してきました!

最初は「手で抜けばいいか」とのんきに構えていたのですが、「昨日抜いたばかりなのに、もうこんなに生えてるっ!!」ってなり、これは人力では到底追いつかないと判断。今年も芝生用除草剤「シバゲンDF」を使うことにしました。この記事では、シバゲンを使うタイミングや正しい使い方、そのほかの雑草対策、さらに春更新後の芝生管理についてもあわせてまとめています。


なぜ春更新後に雑草が増えるのか

そもそも、なぜ春更新をしたあとに雑草がこんなに増えるのでしょうか。実はこれ、ある意味「当然」のことなんです。

春更新では、サッチ除去・エアレーション・目土入れ・施肥と、芝生にとって一大イベントをこなしていきます。この作業を通じて土の中に空気と栄養が入り、地温も上がり始めた土壌環境は、芝にとって絶好の生育条件になります。でも当然、それは雑草にとっても同じ話です。

さらに春の雨がまとまって降ると、土の中で眠っていた雑草の種が一斉に発芽します。バロネス肥料などの施肥によって土壌に栄養が入ったことで、芝だけでなく雑草も一緒に元気になってしまう——それが春更新3週間後の「雑草爆発」の正体です。

このタイミングをどう乗り越えるかが、その年の芝生の出来を左右すると言っても過言ではありません。


シバゲンDFとはどんな除草剤か

シバゲンDF(石原バイオサイエンス株式会社)は、ゴルフ場でも広く使われているプロ仕様の芝生用除草剤です。有効成分はフラザスルフロンで、植物固有のアミノ酸合成を阻害することで雑草を枯らす仕組みになっています。

最大の特徴は「選択性」です。日本芝(高麗芝・野芝・姫高麗芝・TM9など)やバーミューダグラスに対しては影響がほとんどなく、雑草だけを選択的に枯らしてくれます。メヒシバ、スズメノカタビラ、エノコログサ、カヤツリグサ、ハルジオン、ハコベ、ホトケノザ、カタバミなど、芝生に生えやすい広範囲の雑草に対応しています。

また、このシバゲンは「茎葉処理効果」と「土壌処理効果」の両方を持っているのも強みです。今生えている雑草を枯らすだけでなく、土の中にある種の発芽も一定期間抑制してくれます。春夏期なら散布後40日程度、秋冬期では120日程度、新たな雑草の発生を抑えてくれるのです。

一方でひとつ注意が必要なのが、寒地型西洋芝(ケンタッキーブルーグラスやライグラスなど)には使用できない点です。薬害が出るため、該当する芝生にはシバゲンは使えません。我が家は高麗芝なので問題なく使えています。


シバゲンを使うベストなタイミング

シバゲンは日本芝に対して安全性が高いため、芝生の生育期・休眠期を問わず使用できます。ただ、「いつでもいい」とはいえ、効果を最大限に発揮するタイミングというものがあります。

雑草が生えている状態で散布する

シバゲンは雑草の葉から薬剤を吸収させて枯らすタイプ(茎葉処理剤)でもあるため、雑草がしっかり葉を広げている状態で撒くのが基本です。散布前に芝刈りをしてしまうと葉がなくなり、効果が半減してしまいます。シバゲンを使うなら、芝刈り前の雑草が生えている状態で散布し、1週間ほど待ってから芝刈りをするという手順が理想的です。

推奨時期は3月と10月

メーカーが推奨している散布時期は、春夏雑草対策なら3月頃、秋冬雑草対策なら10月頃です。我が家の状況のように「もう雑草が増えてきた」というタイミングでは、今すぐ散布に踏み切って問題ありません。

雨の前後は避ける

散布後6時間以内に雨が降ると、薬剤が流れて効果が落ちてしまいます。また、朝露が多い日や雨上がりも葉に水滴が残っていて薬剤がうまく付着しないため避けた方が無難です。晴れが続く日を選んで撒くのが正解です。


シバゲンの正しい使い方・手順

必要なもの

  • シバゲンDF
  • 展着剤(まくぴか、ダインなど)
  • 噴霧器(加圧式がベスト)
  • 小さめのペットボトルや計量容器

希釈の目安

シバゲンの使用量は非常に少量です。標準的な希釈率は10Lの水に対してシバゲン1gが目安です。一般家庭の庭(たとえば40㎡前後)の場合、水4Lにシバゲン1g以下で十分対応できます。少量すぎて計量が難しく感じるかもしれませんが、デジタルスケールを使えばきちんと計れます。

年間の使用回数は3回までと制限があります。一度にたくさん使いたくなる気持ちはわかりますが、規定量をしっかり守って使うのが大切です。

散布の手順

  1. ペットボトルに少量の水を入れ、シバゲンを規定量加えてよく溶かす
  2. 展着剤を数滴加える(これが重要。ないと葉の上で弾かれてしまう)
  3. 残りの水を加えて混ぜ、噴霧器に移す
  4. 芝生全面に均等に噴霧する(雑草が多い部分だけでなく全面に撒くのがポイント)
  5. 散布当日は芝生への立ち入りを控える(ペットや子供も同様)

ジョウロで撒く方もいますが、噴霧器の方が薬剤が葉にしっかりかかるため効果的です。

効果が出るまでの時間

シバゲンは遅効性の除草剤です。散布後すぐには変化がわかりにくく、4〜5日頃から雑草の成長が止まり始め、葉が黄変してきます。完全に枯れるまでは春夏期で20〜30日かかるとメーカーは説明しています。「効かないな」と思って撒き直すのは禁物で、規定量以上使うと芝生にも悪影響が出ます。気長に待ちましょう。

シバゲンを散布してから約1ヵ月、雑草に変化はあったのか??
春になり、お庭にはキレイなお花がいっぱい咲いて芝生もどんどんと緑に変わっていく一方で雑草たちも元気いっぱいです。キレイなお花や芝生たちに負けんとばかりに勢力を広げていきます!そんな雑草魂に屈しない為に口コミ№1のシバゲンを使ってどのくらい効き目があるのか観察してみたいと思います。

シバゲンが効きにくい雑草には別の対策を

シバゲンは万能ではありません。イヌホオズキ、オオイヌノフグリ、セイヨウタンポポ、ツユクサには効果が劣るとされています。これらの雑草が多い場合は、シバゲンとほかの除草剤を組み合わせる方法も有効です。

たとえば、イネ科雑草のメヒシバやスズメノカタビラにはアージラン液剤との組み合わせが効果的とされています。クローバーやチドメグサなど広葉雑草にはザイトロンアミン液剤との併用が推奨されることもあります。ただし組み合わせる際は各剤の適用範囲や注意事項をよく確認してから行いましょう。


手作業による除草も引き続き有効

シバゲンを散布した後も、効果が出るまでの20〜30日間は当然雑草が生き残っています。この間も手作業での除草は有効ですし、地道な手取りで雑草の密度を下げておくことが、シバゲンの効果をより長く持続させることにつながります。

根ごと取れる立ち作業用の草取りツールを使うと、腰への負担が減って作業効率が上がります。特にたんぽぽやオオバコなど根が深い多年草は、地上部だけ切り取っても再生してくるので、できる限り根ごと除去するのが理想です。


春更新後の芝生管理カレンダー

雑草対策と並行して、春更新後の芝生管理もしっかり続けていきましょう。

4月〜5月:萌芽と初刈り

気温が15℃を超え始めると、高麗芝の萌芽が本格化します。芝生全体が緑になってきたら、初回の芝刈りを行いましょう。最初は高め(3〜4cm)に刈り、徐々に適正な刈り高に近づけていきます。急に短く刈り込むと芝生にストレスがかかるため注意してください。

バロネス肥料はこの時期も継続して施肥できます。散布後は水をたっぷりやり、肥料をしっかり溶かし込むのがポイントです。

5月〜6月:生育旺盛期の管理

この時期は芝の成長が一気に加速します。芝刈りの頻度も上げていき、月2回〜週1回のペースが目安です。刈り屑はサッチの原因になるため、こまめに回収しましょう。

水やりは朝のうちに行い、葉が濡れたまま夜を迎えないようにするのが病害対策の基本です。

注意:施肥と雑草の関係

バロネス肥料のような窒素を含む肥料を撒くと、芝だけでなく雑草も元気になりやすいというデメリットがあります。施肥後は雑草の動向を特に注意して観察し、増えてきたタイミングでシバゲンを撒くという流れを繰り返すのが、美しい芝生を保つための現実的なサイクルです。


まとめ:シバゲンは「じきに追いつかなくなる前」に使う

今回の経験からいちばん学んだのは、「まだ手で取れる」段階でもシバゲンを使い始めた方がいいということです。

雑草は指数関数的に増えていきます。手で取れている今のうちにシバゲンを撒けば、土壌処理効果によって新たな発芽も抑えられ、夏に向けての雑草対策がぐっと楽になります。逆に「もう少し様子を見よう」と後回しにすると、雑草が大きくなってシバゲンの茎葉処理効果が落ちてしまいます。

SGFで土壌の微生物環境を整え、バロネス肥料で栄養を補い、そしてシバゲンで雑草を抑える。この3つを組み合わせることで、春から夏にかけて健全で美しい芝生を育てる環境が整います。

雑草との戦いは一朝一夕には終わりませんが、正しい道具を正しいタイミングで使うことで、作業の負担は確実に減らせます。ぜひ参考にしてみてください。

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